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2011年12月1日木曜日

2011年11月30日のMetaworld Town -Last day-

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大好きなMetaworld Townの
上空からのSSです。

黄色い文字の2SIMだけを残し
Rhizome, Ginza, SLMaMe 1(SLMaMe MALL),
Shimokitazawa, Omotesandoの5SIMとお別れです。



2011年11月30日付で
Metaworld Townから5SIMが閉鎖になると
以前からお知らせを頂いておりましたが
やはりその時が来る事がとても寂しく
終焉を迎える少し前に
隣接していて残るJapan SIMの端っこの位置にある
gallery Sayopiyo Japanの地上部に
思わずテレポートしたわたしたちでした。





わたしたちが
「これまでに一番思い出に残っている事は?」
と問われた時、どれも貴重な経験をさせていただき
どれも想い出に残っているのですが…
と前置きをしながらも
二人ともがその回答にするのは
Rhizome Gallery 1Fで昨年開催させていただいたアート展
"2-FILTERS 5-SPACES"でした。


その名の通りRhizome SIMにあった
美しく象徴的な古城のギャラリーでした。



インワールドでは
わたしたちが初めて任せていただいた
大きな展覧会でした。


たくさんの壁にぶち当たり
そこを諸先輩方に賜ったお知恵とお励まし
ふたりの努力と涙と汗
そして睡魔との戦いの末
ご披露できるまでになり
貴重な体験と豊かなご縁を授かりました。



ここは少し早目の夜に訪ねたのですが
外国からもゲスト様がいらしてました。
この地が、このギャラリーがなくなってしまう事を
ご存知だったのでしょうか…。



ソラマメさくらモールでの出会いから
ずっと可愛がってくださって
折々にお声をかけて下さった先輩と
最後にお話をしたのも
このギャラリーの廊下でした。


いいものを見せていただきました。
また来ますね。


いつもの口調より重みのある口調で
そう言い残し帰って行かれた後ろ姿が忘れられません。
数日後に突然の彼女の訃報を聴かされました。


仮想空間での出来事です。
それでもアバターの向こうには
真実の人間が心からの言葉で会話しています。
真実の人間が何かを創りだそうと一生懸命です。
真実の人間が何かを伝えようとその表現方法を模索しています。


Rhizome Galleryはわたしの中では
そんな想い出と真心が詰まった場所でした。



Zone-1/歯車(Illustration:yoyo Quartz)


ずっとこもりっきりで相方さんがギアと戦っていたな…。



Zone-2/幻影(Photograph:Sayoko Moonwall)


平面にこだわりながら
3Dのような表現したくて何度も調整したんだった…。



Zone-2/幻影(Photograph:Sayoko Moonwall)との間に
大きな竹林のPhotoを挟み
そこをすり抜けて到着するスペースが
Zone-3/刹那(Photograph:Sayoko Moonwall)
そこではわたしが生まれ育った街や
夏の京都のお祭りを
あえて古ぼけたスクリ―ンに映し出したり
天から想い出の詰まった涙を落したりした。
そして、次の
Zone-4/誕生(Photograph:Sayoko Moonwall)へと繋がる
輪転機が産み出す蓮は
短い命を一生懸命に誇らしく生きる姿勢が好きだった。



Zone-5/湿地(Illustration:yoyo Quartz)


大きな木を配し
紫陽花タワーを古城の柱のようにして
立てたり倒したり
湿地として草や水をあしらった空間は
怪しげな雰囲気すら漂う空間だった。


Zone-4/誕生(Photograph:Sayoko Moonwall)
Zone-5/湿地(Illustration:yoyo Quartz)では
2度の音楽イベントを開催し
とても貴重な時間を大勢のゲスト様とご一緒できて
とても幸せでした。



この小さく仕切られたお部屋には
わたしたちからの感謝を込めたGIFTを準備し
お土産にお持ち帰りいただけるようにとニコニコしてたんだった。



この廊下には
展覧会だから特別に
立体的な展示にチャレンジはしても
大切にしている表現の根幹は平面であると主張したくて
何枚かのPhoto作品を飾っていたんだったわ。


展覧会の中では地味な表現だったのに
オフィシャル動画を撮って下さったhideさんが
動画のラストへの導入部分のバックに
これを透けさせて綺麗に綺麗に使ってくださったことが
とてもうれしくて泣いてしまったという想い出があるの…。



海外のアート関係の方との出会いも
ここでの展覧会がきっかけになった方が多く
ある意味ここから旅立ちが始まったとも言える場所です。


わたしの一番大切な想い出の場所とのお別れ。
とてもとてもお名残り惜しくて
せめてこのお城を譲り受けたいと願ったこともあったけれど
節目として受け入れなければならないのですね…。


どなたかゲストさんがいらっしゃっていて
会話をなさっていたので
お玄関での撮影は諦めたのだけれど
hideさんが残して下さった動画を宝物に
寂しくなったらそれを眺めようと思っています。


□2-FILTERS 5-SPACES□

http://youtu.be/ncAW6aE4GR8





そして、もうすぐ日付が変わってしまうよという
SIM閉鎖間際の深夜。

相方のyoyo Quartzさんと
閉鎖になるGinza SIMに隣接する
Japan SIMのgallery Sayopiyoに行ってみたら
Ginzaの方にたくさんの人が集まっているの。

わたしたちもそこへ行ってみました。



Metabirdsの社長さんもいらっしゃっていて
皆さんお互いに感謝を述べあっていらっしゃってて
わたしたちもお礼をお伝えしました。


だって、閉鎖のお話が決定する前でしたが
現在のJapan SIMのサヨピヨと隣接するGinza SIMにも
わたしたちは土地をお借りしていたし
SLMaMe MALLにも一人ずつショップをお借りしていたし
Rhizome SIMでも前述の展覧会や
同じRhizome SIMにいらっしゃったお友達のカフェにも
展示スペースをご提供くださったので
ミニ展覧会をさせていただいたりして
本当にご縁がたくさんあってお世話になっていたんですもの。



ここに集った皆さんがそれぞれに
想い出やら感謝やらを抱えて
寂しさを噛みしめていらっしゃったのでしょうが
それでも笑顔で見送りたいと
人間ロケット花火を配って下さったりして
ワイワイと過ごしました。



わたしたちはお別れするSIMを離れ
巣にもどりました。

土地の色の違いは
残るSIMとなくなるSIM。

なくなるSIMもさよぴよが以前お借りしていた地。
やはり寂しさがつのります…。



ほんの一瞬
まばたきしている間に
Ginzaが海になりました。



カメラをあちらに回してみました。
やっぱり陸地の端っこに立っているわたしたち。



そして、少しすると
再び消えたSIMが姿を現しました。



遠くまで見えるようにと
空に浮かんでみました。
SIMが戻っているようです。


でも、もうこれはリンデンさんのご都合で
いつ海になってもおかしくない土地です。



蜃気楼を見ているのよ。

そう言い聞かせてわたしは帰ってきました。

最後にもう一度
心の中でありがとうと呟ける時間を与えてくれたのですね。


心をこめて
ありがとうございました。




◎プチ告知◎
今日は後でもう一本更新しますよ~!
・・・おしまい・・・