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2010年10月3日日曜日

"2-FILTERS 5-SPACES"フィナーレの夜のブログ2

すみません。
とても時間が足りなくて
Second Life専用ブログの『ソラマメ』の方の
リアルタイム更新が精一杯で
こちらのBloggerの方がSTOPしてしまっていました。

展覧会"2-FILTERS 5-SPACES"
9月30日で終了してしまったのですが
こちらにも記録として残したいので
『ソラマメ』からリアルタイムでUPしたブログを
転記するというカタチで今回残しておきたいと思います。

ここからは『ソラマメブログ』9月30日の
今宵フィナーレ "2-FILTERS 5-SPACES"2>からの転載です。



今宵フィナーレ "2-FILTERS 5-SPACES"1
からの続きでございます。


Sayokoのスペースである<Zone-2/幻影>から<Zone3/刹那>の間に
大きな竹林のライトアップ写真があります。
普通作品の間を通り抜けるとかって考えないと思うのですが
ここは思いっきり通り抜けて下さいヽ川*∂▽∂*川


一応矢印はそっと置いてあったのですが
展示作品ではないので目立たずあまりわかっていただけなくて
その結果<Zone-3/刹那>のスペースの存在に気づかず帰っちゃったと
そんなこともお聞きしてましたので
できる限りそこに居る時には「深夜設定推奨です」ってことと
「通り抜けて次のZoneへどうぞ」ってことはよくアナウンスしていました。


大きな竹林の写真を通り抜けたら<Zone-3/刹那>です


古い映写機が
わたしが生まれ育った京都の酒造工場の写真や
京都の夏の行事をスライドショウのように映し出しています。

この、古い映写機を受けて映し出すスクリーンは

ぜひとも同じようにくたびれた雰囲気を持つスクリーンを配したい。
そんなスクリーンを探している中で辿り着いたのが
sut2000 Eelさんがお作りになったスクリーンでした。
これは素晴らしい!
一生懸命クリエーターさんを探しました。
そして、見つけてしまいました。
偶然お友達のお友達だということも後でわかり
その方にもお口添えして頂いたのですが
イメージ通りのスクリーンを作ってくださったんです。

本来、もっとクリアな画質で作ることができるのに

それをあえて画質を落としてくたびれた感じにするということは
申し訳ない気持ちになりましたが
すごくすごくいい味に仕上げていただけて
そして、面識もなかったわたしなのに
とても優しく親切に対応して下さったので
とても心強かったです


それから、もうひとつ
このスペースでは天井から涙粒を降らしています。
これは、時折SIMのリセットなどがかかるとOFFになってしまうため
偶然いらしてくださった時にストップしてたかもしれません
(できる限りマメにチェックしてたつもりなのですが時々止まってました。
そんな時にいらして下さってたゲスト様には大変申し訳ありませんでした。)

想い出や悲しみなど、限られた命を背負って生まれたわたしたちが

感じる大切な感情を詰め込んだ涙粒を天の涙として降らせたい…。

そんな構想を持って、

「涙がたまって溢れて落ちるような速度で降らせたい」
このわがままをスクリプターのItuki Portalさんに伝えました。
「落ちる時に消えるの」
いろんなわがままをスクリプトの条件に入れて
何度も何度も書き直したり調整したりして下さいました。
降らせるオブジェクトの重さによって
床に落ちるまでの時間も変わってきます。
複雑な計算もしてくださったのだろうなぁ…。
わたしの注文で何度も彼の夜を占拠してしまいました。


そしてその先の<Zone-4/誕生>


わたしの心の中は父を亡くしてからずっと
辛くて辛くてたまりませんでした。
人がそれぞれに寿命を背負って生まれてくるということを
頭では理解していても感情が受け入れられずに
『生まれる事=悲しいことだ』とすら考えるようになっていました。


でも、それは違うんですよね…。
ひとりの人の一生の時間が長くても短くても
人と人とのふれあいの中で
接した人に与えあう影響が
人の感情を優しく育てます。
そうして小刻みにバトンタッチしながら
大きな歴史を作ってゆくのですよね…。


蓮の花の命はとても短い…。
でも、堂々とその美しさを誇り
凛とした姿で人の心を慰めます。


わたしも生きている間に
何か残せるとしたら
人との触れ合いの中で
お互いに優しく影響し合えたらいいなと思います。
アート作品を作るということは
幸せな作業だと思います。
わたしの姿がやがて消えてしまっても
それが後に残る家族や大切な人を
慰めるかもしれません。
寂しい時はそばに居られるかもしれません。


作品を産み出す輪転機は
Kosamu Ohさんの霧の中に吸い込まれてゆきます。
ギアを使ってyoyoさんが輪転機の排出部分を再現してくれました。
そして、そこにはcham Qinanさんのギアの音が響いています。


『カタチあるものはすべて滅びる』と言いますが
今夜で展覧会のカタチが解かれます。
わたしたちが生まれてこのSLの世界で創りだす世界を
おひとりおひとりの記憶の片隅にとどめられたとしたら
生まれてきた意味があると思います。



是非
“2-FILTERS 5-SPACES”最後の今夜
Rhizome Galleryにお越しくださいませ★彡
http://slurl.com/secondlife/Rhizome/166/99/32